乳酸菌を比較・検証!
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乳酸菌で繰り返すカンジダを予防できるって本当?

約2割の人が発症経験があるというカンジタ腟炎ですが、そもそもカンジタいうのは真菌の一種です。
カビと聞くとショッキングですが、女性の膣の中に常在している「常在菌」です。
腸内の生息する乳酸菌と同じく、人体とは切っても切れない仲なのです。

普段は悪さをせずに存在しているだけのカンジダ菌ですが、これは免疫力が正常な状態に保たれている状態での話。
病気や怪我、妊娠などで善玉菌の働きが弱くなり、免疫力が低下した途端に、悪さをし始めます。
非常に強いかゆみとおりものの異常が特徴的な症状です。
我慢できないほどの強いかゆみはとても辛いものです。
それだけではなく、おりものの量が増え、しかも白いカッテージチーズのようなポロポロとしたものに変化します。
臭いもきついものです。

婦人科での治療は抗生物質の投与を1週間から10日ほどすることで完治させることができますので重篤な病気ということではありませんが、カンジタ膣炎の嫌なところは人によっては繰り返し発症するということ。
先にも述べたように、体の免疫力低下によってカンジタ菌が活発に活動する仕組みなので、抵抗力の低下した状態、つまりは善玉乳酸菌の力が弱くなるとすぐに膣炎になってしまう人もいます。

しつこく繰り返すカンジタ膣炎を予防するためには体内に善玉菌を増やすことで解決を図ることができます。
腸内の善玉乳酸を増やすことで膣内の免疫力も高めるというわけです。

なお、膣内の環境を整え、免疫力を高める民間療法として、ヨーグルトを直接陰部や膣内に塗る、というやり方があります。
あくまで民間療法の域を出ませんが、カンジタ菌に強い免疫力を発揮するアシドフィルス菌や、PL乳酸菌配合のヨーグルトを膣内に散布するという臨床実験では効果が見られたとのことです。

乳酸菌は腸内環境を整えるだけでなく、悩ましい膣炎にも効果があることがわかっているのです。

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