これまで花粉症をはじめアレルギー全般は根本治療は難しく、一度発症すると抗アレルギー剤の服用など対処療法しかないと言われてきました。
近年の研究の結果、花粉症を発症しない身体作りを可能にする栄養素が注目を集めるようになりました。
アレルギー症状とは、免疫機能が過剰に働くことによって起こります。
逆に言うと免疫機能が正常に働けば、身体に無害な花粉を、敵とご認識し攻撃することから起こる辛い花粉症の症状は起こらないわけです。
では、免疫機能を正常にするにはどうすれば良いのでしょうか。
免疫機能の多くは腸で働きます。
ですから腸内環境を整えて、免疫機能を正常に働くような体質に改善していく必要があります。
この体質改善に効果を発揮するのが「乳酸菌」です。
乳酸菌は糖類を分解し乳酸を作り出す菌の総称ですから、その中には現在分かっているだけでも250種類もの種類が存在します。
そのため、どの乳酸菌も花粉症対策に効果があるわけではなく、特に花粉症対策を得意とする菌というのがあります。
人によっても腸の中にある乳酸菌の数や種類が違いますので、それら花粉症対策に効果があると言われているいくつかの菌の中でも、体質により合う合わないがありますので、自分にとって効果がある菌を見つけるようにしましょう。
花粉症対策を得意とする菌としてはフェカリス菌・L-92菌・KW乳酸菌があります。
乳酸菌は花粉症対策に加えてアトピー症状の改善にも効果があることが分かっている菌には、ビフィズス菌bb536・L-55乳酸菌・LGG乳酸菌などがあります。
スーパーに売られているヨーグルトやネットなどで売られているサプリメントにはどの種類の乳酸菌が使用されているかが記載されていますから、これらの菌が含まれている商品を試してみて、自分に合った商品を探すと良いでしょう。
いずれも即効性のあるものではなく、徐々に体質を改善していくことのできるものですから、花粉症状の出始める最低1ヶ月前から飲み始め、自分の体質に合っていて効果があるようなら継続して摂取し続けるようにしましょう。