リウマチと乳酸菌の関係性

リウマチという病気を耳にしたことのあっても、実際リウマチがどんな病気であるのか知らない人は多いものです。
そして、そのリウマチと乳酸菌には、どんな関係があるかということを知らない人はもっと多いのではないでしょうか。
今回は、このようなリウマチと乳酸菌の関係性について紹介します。

リウマチとは、免疫機能の異常によって手足の関節が腫れたり、痛む病気です。
このようなリウマチは、自分の持つ免疫機能が関節を外敵と判断して攻撃してしまい、炎症を引き起こしたりしてしまうのです。
このリウマチの原因は、遺伝であったり、ウィルス感染によるもの、また喫煙や糖分の摂取量の多さなど個人の嗜好による発症率の高さなどがあげられます。

このような関節リウマチを発症した人は、腸内の細菌の分布が一般の人と異なっているという研究報告があります。
一般的な腸内フローラの状態は、偏性嫌気性といって大気と同等濃度の酸素に触れると死滅する菌が多いのですが、関節リウマチの人は「酸素の有無にかかわらず」生育可能な通性嫌気性菌が多いのです。
この通性嫌気性菌とは、酸素があれば呼吸し、酸素がない場合は発酵によって生育できる菌になります。
このように通性嫌気性菌が多い状態の腸内環境を、プロバイオティクス的な観点から変化させることにより、リウマチの予防や抑制効果が得られたというケースがあるのです。

実際、リウマチなど全身に疾患をもたらす膠原病に効果があると報告されている乳酸菌は数種類あります。
ですから、リウマチと乳酸菌との関係性は、乳酸菌は今後もリウマチの対策ができる菌として、期待されているという関係なのです。