口の中にも腸と同じく善玉菌と悪玉菌が存在します。
この善玉菌の悪玉菌のバランスは非常に大切で、悪玉菌である歯周病菌や虫歯菌が増えてしまうと歯周病になったり、虫歯になったりします。
また、悪玉菌の増殖は口臭の原因ともなります。
口臭や虫歯、歯周病などお口のトラブルがあると、どうしても気になってしまい人と接することがおっくうになったり、気持ちがネガティブになったりする場合もあります。
キチンと歯磨きをして歯を清潔に保っているはずなのに口臭が気になる、という方はもしかすると口内の細菌バランスが悪玉菌優勢になってしまっているのかもしれません。
加齢やストレスなどが原因で唾液の分泌が減り、唾液の中に含まれる善玉菌の数も減ってしまいます。
そうなるとどうしても口内は悪玉菌優勢になりがちです。
これらの問題を解決するのに唾液の中にも含まれている乳酸菌「LS21」という善玉菌が口内の悪玉菌を退治する働きがあることが分かっています。
このLS21は歯周病菌や虫歯菌も退治してくれるため、それらの予防として乳酸菌を摂取する方が増えています。
ある研究によるとLS21と歯周病菌を一緒に培養したところ、24時間後に歯周病菌は死滅したという結果が出ました。
歯周病は年齢を重ねるごとに罹患率が上昇し、50代を超えると2人に1人は歯周病だといわれています。
歯周病は虫歯や口臭の原因にもなりますから、早いうちから予防しておくことが大切です。
LS21乳酸菌の含まれたタブレットは歯科医院でも口臭ケアのために処方されていますし、市販のものもあります。
一日3粒を目安に舐めて摂取するようにしましょう。
タブレット摂取による副作用もありませんし、摂取しすぎることによって耐性菌が出現するということもありません。
注意点としては、使用されている甘味料でお腹が緩くなることがありますから、もしそのような症状が出た場合は摂取量を減らしてみてください。
子供の摂取も問題ありませんし、虫歯の予防にもなりますからオーラルケアとして家族で取り組んでみるのはいかがでしょうか。