デトックスとは、体内に溜まってしまった老廃物や毒素を体外へ排出することを言い、岩盤浴やマッサージ、食物繊維の摂取、絶食、ミネラルウォーターなどさまざまな方法で行われます。
最近注目されているのは乳酸菌のデトックス効果です。
現代人は食の欧米化やストレスの蓄積、生活習慣の乱れから腸内の悪玉菌が増殖しやすい環境にあります。
腸内に悪玉菌が増えると腸のぜん動運動という便を排出する力が弱まってしまい便秘になります。
便秘により腸内に溜まった便からは有毒ガスが発生し、体中に充満してし、まさにデトックスを必要とする状況になってしまいます。
乳酸菌を摂取することで、腸内に善玉菌が増え、悪玉菌を退治することができます。
善玉菌優勢となった腸内はぜん動運動が活発になり、溜まっていた便が外へ排出され、発生していた有毒ガスも共に排出されます。
しかし、乳酸菌は腸内で長く生き続けることはできません。
長くても1週間ほどで外に排出されてしまうため、毎日継続的に摂取し続けることが必要です。
継続的に摂取し、常に善玉菌優勢の腸内環境に整えておくことにより、体内に老廃物や毒素を溜め込むことなく毎日のお通じで体外へと排出し続けることができます。
これが乳酸菌のデトックス効果です。
さらに、著しいデトックス効果を求めて、絶食と乳酸菌の摂取を併せるという方法もあります。
絶食の前の日は悪玉菌のエサとなるような脂質やたんぱく質の多いものは摂取せず、食物繊維やオリゴ糖など善玉菌のエサとなるようなものを軽く摂るようにします。
そして、丸一日絶食しますが、水はキチンと摂るようにします。
できれば2Lは摂取するようにしましょう。
そのようにして一日絶食によるデトックスを行い腸内の細菌を激減させます。
そして次の日の朝食でたっぷりのヨーグルトやチーズなどで乳酸菌を摂取し、昼食も乳酸菌の豊富な味噌汁や漬物を軽く食べます。
そのようにして腸内に圧倒的な数の乳酸菌を送り込み腸内環境を整えてデトックスするという方法です。
絶食を併せるという方法は人によって合う合わないがありますが、乳酸菌に摂取により腸内環境を整えて快便習慣を身につける方法は多くの人に親しまれているデトックス法です。