乳酸菌は生菌も死菌も腸内環境を良好に保ちます

乳酸菌は加熱すると死滅します。
乳酸菌が一番増える温度は約４０度だと言われており、４０度を超えると乳酸菌は死滅します。
６０度になると３０分で死滅、１００度の場合だと僅か数秒で死滅してしまいますので、加熱せずに食べた方が生き菌を腸に届けることが出来ます。

ヨーグルトは冷蔵庫で冷やした状態で頂きますが、味噌汁の場合だと沸騰後味噌を入れるため、味噌汁の乳酸菌はほとんど死滅してしまうことになるでしょう。
またヨーグルトの場合も、お菓子作りなどでヨーグルトをケーキなどの生地に入れて、焼く場合があります。
その場合、１８０度という高温のオーブンで焼くことになるため、当然ケーキにはヨーグルトの乳酸菌はほとんどいないということになります。

ところが問題が一つあります。
それは死んでしまった乳酸菌を身体の中に取り入れても健康上の効果があるかどうかです。
答えは、死んでしまった乳酸菌も腸内の悪玉菌を体外へ排出させてくれる効果があるため、腸の中で役立っています。
また死んでしまった乳酸菌や善玉菌の餌となるため、結果的には腸内で善玉菌を増やす手伝いをしてくれることになります。
腸内環境を良好に保つためには、生きた乳酸菌も死んでしまった乳酸菌もその両方が必要だとされています。

乳酸菌を含む食べ物には、ぬか漬けやキムチ、味噌、しょうゆ、ヨーグルトや納豆があります。
これらの食品を毎日食べ続けることが腸内環境を良好に保っていく秘訣です。