便秘とはどのような状態のことを言うのでしょうか。
毎日排便があっても残便感があるならそれも便秘の症状ですし、3日以上排便がない状態も便秘です。
便秘になると、お腹が張りますし、お肌も荒れます。
頭がボーっとするという症状を感じる方もいらっしゃいます。
口から便臭がしたり、排便が困難だったりと、便秘には辛い症状が伴います。
便秘は万病の元とも言われ、腸内に排出されない便が溜まると有害なガスを発生させ、本来身体の老廃物を排出し、身体を浄化する働きをするはずの腸からあらゆる病気の原因を作ってしまうことにもなりかねません。
ですから便秘気味だという方は便秘解消のために乳酸菌の摂取を心がけるようにしましょう。
乳酸菌に整腸作用があることはよく知られています。
腸内で常に勢力争いを繰り広げている悪玉菌と善玉菌ですが、悪玉菌が増えると腸の働きが鈍くなり便秘の原因となります。
反対に善玉菌が増えることで腸の働きは活発になり、便を押し出そうとする働きも活発になります。
乳酸菌はその善玉菌のエサとなり、善玉菌を増殖させてくれます。
善玉菌が増えれば、その分悪玉菌は減り、悪玉菌が作り出す有害物質の生成も抑えられます。
便秘解消にも繋がりますし、病気の予防ともなるわけです。
しかし、便秘解消のために乳酸菌さえ摂取していればそれで効果が期待できるわけではありません。
乳酸菌を摂取することに加えて、適度な運動を毎日少しだけでも行うことや栄養のバランスの良い食事を摂るように心がけることが大切です。
食事の面では、肉類は悪玉菌を増やしますから、野菜中心の食事を摂るようにしましょう。
ストレスも悪玉菌を増やす原因となります。
せっかく便秘解消のために善玉菌を増やす努力をしていても、ストレスを貯めてしまっては逆効果になってしまいます。
自分に合ったストレス解消法を見つけて、時にはリラックスして過ごすことも便秘解消には大切な要素です。
おいしい食事を楽しんだあとは、ゆっくりお風呂に浸かってリラックスするのも良いかもしれませんね。