3月から5月にかけてマスクをして歩いている方を多く見かけます。
花粉症は季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、症状の強い方だと夜も眠れないほどの鼻づまりに悩まされたり、目の痒みに襲われたりします。
アレルギーの症状とはそもそもどのようにして起きるのでしょうか。
免疫システムが身体に害のない花粉などの物質を、身体の害になる物質であると誤認識を起こし、アレルギーの原因となる物質が体内に入って場合に、誤って攻撃してしまうことで、アレルギー症状は起こります。
ですから、免疫システムが誤認識・誤作動を起こさなければ、アレルギー反応は起こらないわけです。
腸内に存在する乳酸菌を代表とする善玉菌はこの免疫システムが誤認識・誤作動を起こさずに、正しく働くように調整する働きがあります。
ヨーグルトがアレルギー対策に効果があると言われているのはこの為です。
しかし、強いアレルギー症状が出てから、数回乳酸菌を摂取したからといって即効で効果があらわれるものではありません。
継続して摂取し続けることで、徐々に腸内環境が整い、善玉菌が優勢になり、免疫システムが正常に働きようになります。
ですから、花粉症対策として乳酸菌を取り入れようと考えている場合は、症状の出る1ヶ月ほど前から継続して摂取しておく必要があります。
症状が現れ始めてからだと腸内環境を整えるのに時間が掛かり、症状が緩和される頃には花粉症の季節も終わっているということになりかねませんから注意が必要です。
もし花粉症の症状が現れ始めてから、乳酸菌の摂取を思いついた場合は、そのシーズンは薬などと併用しながら乳酸菌を摂取し徐々にアレルギー体質を改善して、次のシーズンに備えるという気持ちで始めると良いかもしれません。
乳酸菌はアレルギー対策だけでなく、風邪をひきにくくしたり、お肌の調子を整えてくれたりと、数え切れないほどの健康効果を期待できるものです。
一日でも早く乳酸菌摂取の健康を習慣を身につけましょう。