牛乳でお腹がゴロゴロする人にははっ酵乳が良い？

牛乳でお腹がゴロゴロするのは乳糖が原因です。
しかし、はっ酵乳の乳糖は発酵した時に既に一部分解された状態になっていて、しかもはっ酵乳の乳酸菌に含まれているラクターゼという酵素が、はっ酵乳に残っている乳糖を分解してくれます。
ですから牛乳でお腹がゴロゴロする人でも、はっ酵乳はお腹がゴロゴロしにくいのです。

そして、はっ酵乳はお腹がゴロゴロしにくいというだけでなく他にも良い所があります。
はっ酵乳を摂取すると腸の中が酸性になります。
酸性になると悪玉菌の力が弱まり善玉菌が良く働くようになるので腸内環境が良くなります。
腸内環境が良くなる事で免疫力やアレルギーに対抗する力がアップします。
他にも腸の中のガンの生成を防止したり、花粉症の対策にもはっ酵乳は役立ちます。

そして、はっ酵乳の乳酸菌は、はっ酵乳を発酵させる時に乳酸を作りますが、その乳酸はカルシウムと結合してカルシウムの吸収率がアップさせます。
また、はっ酵乳に含まれる無脂乳固形分には、たんぱく質、乳糖、ミネラルと栄養素が豊富に含まれていますが、はっ酵乳に含まれる乳酸菌がたんぱく質を分解してくれますので消化吸収もされやすいです。

この様に、はっ酵乳は乱れがちな現代人の体調を整える優れた乳製品の１つと言えるでしょう。

はっ酵乳は牛乳よりも保存にも優れていますが、はっ酵乳に含まれる乳酸菌は生きていますので１０℃以下の冷蔵庫内で保存する様にして下さい。
室温だと風味等が悪くなります。